竹にまつわる問題

各地で広がる竹害問題

各地で広がる竹害問題

竹害とは、かつてタケノコをとるために栽培されていた孟宗竹が放置され、周囲の植物に害を及ぼす現象のことです。

高度経済成長期のころまでは木材や食用のタケノコを得るために管理されていた竹林も、輸入品のタケノコが安く出回るに連れて需要が減り、放置される竹林が全国に増えていきました。

竹という植物は毎年3~5メートルほどの地下茎を伸ばし、タケノコを生やし広がっていきます。地上では上部がピーク時には1日に80~100cmも伸び、冬場も葉を落とさないため、他の雑木林の光合成を阻害します。

特に繁殖力が非常に強い孟宗竹はアカマツやクヌギ、コナラなど元来より里山に広がる樹種を減らし、生態系を単純化させていきます。

竹林と崖崩れ

竹林と崖崩れ

孟宗竹は他の樹木とくらべ土壌保持力が低くいため崖崩れの危険性を高めます。様々な樹木が生い茂る雑木林ではそれぞれの根が縦、横に広がり天然のネットとなって崖崩れを防ぎます。

しかし竹の地下茎は横にしか広がらず、土を抱え込む力がありません。そのため大雨などの際にずり落ちる危険性が高くなるのです。

竹は悪者なのか?

今では邪魔者あつかいをされる孟宗竹ですが、本来は人間の生活に直結し人々の暮らしに貢献してきました。

しかし管理をし続けることで成り立っていた竹との関係を人間が手放してしまったことに、邪魔物あつかいされるようになった問題があるのです。

広がりすぎた竹を刈り取り、活用することで雑木林を守りバランスを保つことが可能になります。

私達エスコネクトは竹の有効活用の一環として、竹による燃料開発に努めています。現代人としての竹との付き合い方と未来を創造し、竹は悪者ではないのだと伝えていきます。

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